2月5日は新しいことを始めるにはとてもいい日だそうです。
今年3月に20周年を迎えることもあって、
自分の過去を振り返り、これからのことを考えてみました。
私の人生、このフレームの中にある「絵から始まったようなものでした。
このフレームの絵は小学校の時に習っていた英語のテキストでした。
雑貨屋さんで本のバラ売りを発見して、思わず買って、フレームを
自分でペイントしました。
小学6年の時、「英語を習いたい」と親に言い出したことが始まりです。
きっかけは父と歩いていた時に、外人さんに父が道案内をスラスラ
英語でしていたから。
今の時代と違い、半世紀前は、珍しい出会いでした。
私は、英語を習う楽しみもさながら、アメリカの絵本の色合いと、おもしろさ、
先生のアメリカナイズされたお宅に伺うのが楽しみでした。
レッスンの後に出るお菓子も、The昭和の私には
とても衝撃的なことでした。
(今はフツーですけれど)
今 自分のやってきたことを振り返ると、「思考が現実化する」と
よく言われていることを、自分はやってきていたのだと実感します。
やりたいことは、なんとか自分のものに
しようということを繰り返しやっていたのだと
改めて思いました。
英語が好きになったきっかけで、中学の時には「鳥飼玖美子」さんのような通訳に
なりたいと彼女と同じ、スペイン語と英語を喋れる人になりたいと
外大を目指す少女になりました。
受けた大学も外大ばかり、結局第3希望の大学でしたが、
私にとってはそこでの学びやスペイン短期留学などが
今の私を作ってくれているのだなと思います。
まぁ 鳥飼さんのような通訳の技術は身には
つきませんで、話す方の英語は今はしゃべれるか
どうだか、スペイン語はほぼ忘れている状態
ですけれど・・・
人にはそれぞれの人の物語があります。
私には私の物語、あなたにはあなたの物語。
私は、色々なことを自分で切り開いて
進んできた気がします。
だから、「思考は現実化する」という言葉を
自分で実践していたことに改めて気がつきました。
やりたいと思ったことは、色々失敗を重ねながら
進んでいきます。
大学卒業後はみんなが就職決まっているのに
決まらず、4月にやっと一般事務で仕事を
探し、面接にいくと いきなり
英語の訳をしてくださいといわれ、
貿易の仕事の担当をしないかということで
私はその会社の子会社の貿易要員として
10年以上働きました。
そこで、ブラインドタッチのタイプ打ち
や貿易の実践力をつけ、
今のチェリービーンズ開設に繋がって
いきます。
会社に勤めながら、受験英語の家庭教師も
10年ぐらい続けていました。
結婚後、趣味で始めたトールペイント。
絵がすきだったせいもあり、
だれでもカンタンにすてきなものができると
とびついて、習いにいってました。
ずいぶん働いたから専業主婦になるんだ、
トールペイントの教室をしながら、
家庭を守っていく・・
そんな夢を描いていた矢先に、高齢出産で
子供が生まれたうれしさもつかのま、
夫が病に倒れ、闘病のち、 他界。
私は保育園の子供を抱えて
あらら。
こんなはずではなかった。
でもこれが運命というものなんでしょうね。
子供が小さくても動けるネットショップ。
得意の貿易の知識を使って、アメリカからの
材料輸入をはじめました。
まだネットショップはちらほら。
今とは全く違う様子です。
大好きな商材と商売の感で
ショップは右肩上がりに上がっていきました。
妹や姪も巻き込んで、たくさんのファンがついて
くれるショップになりました。
そして ネットでの写真の魅力の必要性がでてきたのが、
今から10年前。
ショップの写真を魅力的に撮りたいと
習い始めたフォトスタイリング。
そこで写真を撮影するときの
背景ボードの大切さ、世界観について学ぶことが
多くありました。
そこで学んだことも私の血肉となっています。
主宰の窪田先生には感謝しかありませんが。
そして、イギリスのアニースローンチョークペイント
との出会いです。
絵の具しか知らなかった私はペンキはペンキやさんが
塗るものという認識しかなかったのですが、
女性が女性のテイストで作った色だというのを知り、
そして、その色1つ1つに色の意味があり、
私が憧れたフレンチシャビーシックなイメージが
似合う色のラインナップ。
そして自分の好きなインテリアを自分で
作れる。
アニースローンチョークペイントは扱いやすく
すぐ塗れる。
これを日本に広めたい! 女性に知ってもらいたい
と販売店になりました。
アニースローンの色目はおちついていて、
その質感にも他社のペイントとは別物だと
いう認識で、自分の家も黄色に塗りました。
この黄色に塗ったというのも
実は一昨年の秋、フランスのジベルニーという街に
行ったんです。この街にいきたい思いを抱いて
いた頃、フランスの旅を誘われて、行っちゃったんです。
ジベルニーはアニースローンが青い色目のペンキをジベルニーと
名付けたんです。
こんな色目です。 実はジベルニーは印象派の画家、モネの家がある場所で、その家は上のような
青と黄色が家のインテリアにある。 そのモネの家のブルーからジベルニーと名付けたそうです。
それをどーしてもみたくて、行きたい!といってきました。
これはモネの家です。 この目でモネを見て、自分の家も塗りたいと思った次第です。
フランスの旅の時、宿泊したホテルも黄色の壁にフレームを飾っている。
けっして今風の新しい建物ではなく、古いホテルだけれど、
とても味がある、モダンクラシックがある暮らし。
とても憧れています。
フランスへの旅をきっかけに色々なことを考えるようになりました。
それは時代や流行に左右されない美やスタイル。
そう考えていくと、トールペイントのことに関しても
これからやっていきたいことが明確になってきました。
「描く」ということだけではなく、「楽しむ」「飾る」ことも
日常のアート。
改めて、言葉において可視化してみると、見えてくるものがあります。
「可視化」は方眼ノートでしているのですが
自分の考えていることを形にしてくれる最高の相棒です。
(また 興味ある人は今後の私の発信みてください)
日本のトールペイントはアメリカから伝わってきました。
実はルーツはヨーロッパにあります。
ヨーローッパからアメリカに移民の人によって伝わり、
アメリカから私たちに伝わってきています。
絵の起源はスペイン北部のアルタミーラの洞窟画から始まったと
されています。(40年前に訪れています)
そこから発展していき、ヨーロッパでは各国それぞれ
のフォークアートがあります。
ヨーロッパの伝統的装飾技術を使って、ブリキや木にペイントすることから
始まりました。
アメリカでは数十年前にトールアンドデコラティブペイントと造語され、
新アートとして認知されました。パターンを使って、誰でも描けるように
カンタンにしたテクニック指導法で
爆発的人気をえたクラフトになりました。
(参考 日本ヴォーグ社 なんでもQ&A )
トールペイントは、たくさんの作家がアメリカでも
日本でも生まれていったものでした。
今は加齢とともにトールペイント業界の第一人者も
リタイヤーが増えたりお亡くなりになるという
現象が現れてきました。
アメリカのデザインを多く輸入していましたが、
だんだん新しいものが生まれなくなり、また日本では
インターネットの普及とともにライフスタイルが
変わってきました。
トールペイントオンリーだった人たちも
ペイント以外のいろんなものに
興味を持つようになったり、
時代とともに価値観や選択肢も増えて、
ペイント事情も変わってきました。
時代の流れとともに人の好みも変わって
いきますが、時代に左右されない伝統美と
いうものも存在はします。
普遍の美です。
今までアメリカントールペイントを
多く扱ってきましたが、原点に戻り、
ヨーロッパの伝統の上にある伝統的装飾技術
を見つめながら、今のヨーロッパの人たちが
している現代との共存のスタイル
つまりヨーロッパ風の「日常のアート」を
楽しんでいきたい、伝えたいと思うように
なりました。
自分が手作りしたもの1つでも置くだけで
自分だけのものが生まれ、
自分らしさが生まれます。
ヨーロッパにある日常のアートを
真似したい、自分らしい暮らしをしていきたい
と思うようになりました。
また同じように自分らしくいきたいと
思う方のためにあなたらしく生きるヒント
を伝えたい。
日々の暮らしを楽しむ、忙しくても
絵を見たらほっとする そんな瞬間を
作っていきたい。
「ヨーロッパに日常のアート探しの旅」
も企画できたらいいなと思っています。
もちろんアメリカントールペイントも
今まで通り、続けていきますが。
軸として、「ヨーロッパ、歴史、日常アート」の言葉を
持っておきたいなと思います。
多分、これが私の世界観だと思います。
小さな家だけど、こだわりを持っていきています。
私が今までに経験してきたこと、
学んできたことを通して、みなさまの
お役にたてることがあればいいなと思います。
もし、自分の世界観をだせないと悩んでいる
人がいたら、それはまだあなたの持つ
本当のあなたの魅力に気が付いていないだけ。
自分の想いは現実化するということは事実
だとおもうので、
自分が思っていることを可視化することは
とても大切だと思う。
私は方眼ノートで自分表現ができるように
なった。
頭の中が整理できたのと同時に
自分のやったことに対して、全部まるごと
受け止められたことが大きかったかな?
ノートに描くだけで、未来が開かれるなんて
最高だと思う。
人と比べたり、つまづいて悩んだりしたけど、
今はもうただ 前に進むだけ。
どうせ、夢達成できるし。
そう、アラカンと言われる世代になっても
夢見る夢子は続く。
大きな目標、夢があるから。
それはいろんな経験をしてわかったからだけど、
あなたに必要なものは知識じゃなくて、
あなたの中にあるものをアウトプットすることが
大事。
私にできるのはあなたに寄り添って
あなたが動き出せるお手伝いかな?
私はこれからの人生、日常のアートを広めつつ、
自分の世界観を作りたい人のために
ビジュアルを通して、お手伝いをしていきたい
そんなことを 今日 新しい区切りに思いました。
一緒にがんばっていきませんか?
cherrybeansの荒井美保です。アニースローンチョークペイント・写真撮影用ボード・トールペイント材料等ペイントに関する専門店を運営しています。フォトスタイリストの美保が写真撮影に役立つ写真撮影用ボードの提案やペイント情報発信しています。またネットショップ経営20年の荒井が世界観のある写真と発信力で売上を上げる講座、頭の整理をする方眼ノート講座を開催しています。どんな小さなことでもご相談にのっています。お気軽にお問い合わせください。
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