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トールペインターからの良くいただく質問 アクリル絵の具とアニーペイントはどのように違うのでしょうか

こんにちは チェリービーンズの荒井です。
アニースローンのペイントの世界へようこそ!

トールペインターからよくいただく質問があります。アクリル絵の具とどう違うのですか?
ニスはそのまま使えますか?などです。

大きく分けて、アクリル絵の具は絵の具で、アニースローン チョークペイントは塗料であることです。
絵の具は主にクラフト用(絵を描いたりすることに使います)、塗料は木材や金属などの保護を目的とするもので、それに色がついているものと思っていただくほうがいいです。

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ペイントはいすや家具、壁、ドアなど比較的大きなものを塗ることが多く、塗り面積が大きくなります。
入っている成分も保護を目的としているので絵の具とは異なり、質感が大きく変わります。

塗料でも炭酸カルシウムを使っているアニースローンペイントの質感は秀でるものがあり、
私たちはそこに魅力を感じています。この質感は実際に触ってみて感じていただければ、ああとご納得いただくところです。

塗料と絵の具の濃度は圧倒的に違います。絵の具に比べてドロッとしていて、例えばアクリルで
2、3回塗るところをチョークペイントなら、1回で塗れてしまい、乾きも絵の具より早いです。

とても魅力的でしょう?

ただ、トールペイントの下地としてお使いいただく場合は、若干注意が必要になります。
炭酸カリシウムでできたアニースローン チョークペイントは表面はすぐ乾きますが、濃度が濃い分、中の中まで乾くには少々時間がかかります。

天気、湿度にもよっても変わってきますが、中まで乾ききるまで2、3日かかるかもしれませんし、(表面はすぐ乾くのでくっつきはしません。)
一旦乾いたからといって すぐ水をつけてこすったりすると、はげます。

下地に使う場合は図案を写してちょっと違ったら水でこすって消すということがトールペイントではよくありますが、そこは注意をしていただきたいです。
一旦中まで乾ききると、耐水性になり色落ちはしません。
下地にするには少しお時間をおいていただくと、今までと質感、色みが変わり素敵な下地になります。

ペイントを塗った後、そのままでもよいですか? と尋ねられる場合があります。外に置く物の場合は天日に3日間当て、完全に乾いていれば、そのままでも雨風にあたってもはげたりはしません。

木などは光による変色、湿度による劣化などがあるので、外のものも中のものもワックスで仕上げることをお勧めしています。
ワックスはマットな仕上がりで、ペイント面を覆いますが、ワックスを塗布しても細かい粒子の穴が開いているので、木が呼吸するのを妨げることはありません。

さびを出したくない、木材を外敵から守り、劣化を防ぎたい場合は、ペイントの前に処理をするのがお勧めします。

色は自然に朽ちていくことを楽しみ、変わっていったら、そのとき塗り替えればいいのよとアニースローンさんはおっしゃいます。
一旦塗ったらそのままの状態をキープしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。人それぞれで、シャビーが苦手な方もいらっしゃるので、それは個人のお好みでお使いいただければうれしいです。

アニースローンペイントは自然素材で、色を定着する化学物質が入っていません。なので一般的なメーカーの基準と異なるかもしれません。
自然派にとっては体にも良いので、たまらなく価値のあるペイントだと思います。

アニースローンのペイントで塗った後、ワックスのかわりにトールペイントのニスではどうですか? という問い合わせもあります。

マット素材のニスを塗って、実験をしてみると、直後は目視ではさほど大きな差はありませんでした。ですが、その後どうなるかは正直わかりません。
長い間塗って置いている作品がないからです。

ただ言えるのはアニースローン チョークペイントの特性を生かし、その効果を倍増するために考え出されたワックスはチョークペイントとはとても相性がいいです。
チョークペイントの良さを引き出してくれるのがアニーのワックスとなります。
できるだけアニースローンペイントと共にアニースローンのワックスをお使いいただくことをお勧めします。

反対にトールペイントのアクリルやオイル絵の具で描いた作品に、アニースローンのワックスを好んで使っているペインターの方がいらっしゃいます。

簡単で早く塗れるからです。

トールペインターで今はアニースローン販売店をしている私としては「トールペイント」は「描くこと自体」に楽しみがといえます。
アニースローンペイントはその質感と色で自分が実際に暮らしの中のものを変えることで別の楽しみをくれます。気分が変わり、生活が変わるからです。
(フォトスタイリングと似ているなと思います。)

この2つの融合ができたら、素敵だなと思います。

トールペインターの皆様はペイントや筆を扱った経験が長いと思うので、絵の具をペイントに置き換え、ペイントの筆に置き換えるだけで、すぐにでもお試しいただけると思います。
1年間アニースローンを使ってきて、 ワークショップでいろいろなことを体験されたほうが確実に楽しみ方や扱い方が腑に落ちます。
ワークショップではご使用の方法をお伝えしながら作品を作っていきますので、お宅に帰られてからスームズにペイントすることができます。
ワークショップも今月は22日、24日と開催予定ですので、よかったら、いらしてください。お宅のペイント相談もお受けします。
ワークショップはこちらから・・・→ ワークショップ
トールペインターさんからのご質問お待ちしております。 info@cherrybeans.jp もしくは上の問い合わせからどうぞ。

ぜひ アニースローンの素敵な世界を体験してみて下さい。

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